三国湊から
「和の魂」を
繋ぎ伝える

いにしえの越前の国から
生まれた希少な笏谷石

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笏谷石の魅力

当社の新規事業で、現在は採掘されていない希少な石福井県の伝統的な特産物
「笏谷石(しゃくだにいし)」を加工しオブジェなどを製作する取り組みを行っております。

笏谷石の誕生

笏谷石(しゃくだにいし)は、福井県特産の石材です。約1700万年前の火山活動で降りつもった灰が固まってできた火山礫凝灰岩で、現在は採掘されていない幻の石です。主に、福井県福井市の足羽山一帯で採掘され、なかでも北西側山麓部の笏谷地区の石質が優れていたことから、笏谷石という名称がついたとされています。柔らかく青緑色で、また、水に濡らすと深い青色に変化します。薄青色できめが細かいものが上質とされているのが特徴です。

三国渚と
笏谷石の歴史

福井県足羽山一帯で採掘された笏谷石は、九頭竜川を下り三国湊から北前船によって北海道まで搬送されました。西廻航路による日本海海運がさらに発達することによって、三国湊を出る北前船の船倉には、船の安定を兼ねて笏谷石の製品が積み込まれました。このように広い地域に流通するようになり、北海道や青森県などでは、笏谷石を使った墓碑、基礎石、石廟が多くみられます。
三国湊の石工たちも現地に赴き 越前独特の石工技術を各地に伝えました。当時三国湊には石職人が多く存在し、三国の地で製品の加工を行い、各地へ送りだしたことから。別名 三国石ともいわれたようです。

現在、笏谷石は採掘されていない為、希少な石とされています。
当社は四代にわたり、この希少な笏谷石が大好きで、我が三国の地に深く根付いた笏谷石のオブジェを皆さんに届けたいと思うのです。